独り旅 <Pの小屋>

北海道


8月4日16:26

2004年7月31日〜8月7日

5日目 8月4日 水曜日

4:00 (阿寒湖)
起きた!場所的に変なところなので起きてすぐに車を出す。
とりあえずせっかく阿寒湖にいるんだから見に行く。湖畔に出る道を探してみるが、どうやら無いらしい。未舗装の道まで入り込んでみたが、湖畔に向かう道の分岐でゲートが閉まっていた。阿寒湖を見るなら遊覧船に乗れ、ということらしい。気に入らない。道すがら、鹿の一家が目の前にドカンといた。明るいところで初めて見た。仕方ないので戻る。朝焼けがきれい。今日は晴れるのかな。
誰もいない遊覧船乗り場で阿寒湖を眺める。まりもは・・・見えるわけがない。
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(ODO/TRIP)
0/2690
(today/all)
レ5:00 さて、動こうにもガソリンがやばい。阿寒湖畔のGSには期待できない。良くて8時オープンだろう。3時間も待っていられないので、一番近い大きな町を考える。釧路が一番近い。うろうろしてもガソリンが減るだけなので、思い立ったら即行動!国道240号線で南に下る。
朝焼けが見えたはずなのに霧で真っ白な国道をかっ飛ばす。
5:10 「道の駅阿寒丹頂の里」でトイレ休憩。
雨でも降ったのかと思うほどあたりはしっとり濡れている。丹頂鶴は見えなかった。
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5:20
5:45 釧路市に出てGSを探すがなかなか無い。反対車線にはあるが、突っ切るには勇気がいる。
ふと見つけたコスモのスタンドで給油。703.7km走って49.6リットル、14.2km/l。ついに700km走っちゃったよ。どうにもまっすぐ走らな過ぎなのでタイヤの空気圧をみてもらったら2.5キロあるとおっちゃんは言う。走ってきてるとはいえ、そんなに入ってるんなら大丈夫でしょう。おっちゃんも大丈夫だよ、というのでそのままで行く。やっぱり轍のせいなんだねえ。
ガソリン入れたらまた摩周湖方面に戻る。釧路はガソリン入れに来ただけ。
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6:00 道道53号線で鶴居村方面に走る途中の釧路市湿原展望台に寄ってみる。
展望台は開いているわけないが、駐車場からでも釧路湿原がよく見える。でけえなあ。青い空と白い雲もいい気分を増幅させてくれる。今日一日このまま晴れてくれればいいなあ。
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6:40 鶴居村中心部に来た。道道を逸れて郷土資料館を探す。あった、鶴居村営軌道のディーゼル機関車と自走客車。ガソリンを入れたあたりの新富士からこの鶴居村中雪裡まで、走ってきた道道にほぼ沿うようにこんなのが走っていたんだそうな。昭和45年の廃止だというから30年以上前からここにいるんでしょうなあ。線路や駅跡も一応探しながら来たけど、さっぱりわかりませんでした。
この2両、詳細もさっぱりわかりません。資料館には入れれば何か資料があるかもしれないですが、朝7時前に開いているわけがない。柵があるものの、近くには簡単に寄れるので眺めまくる。走ってるところを見てみたかったなあ。
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もっとたくさんみたい方はこちらへどうぞ
レ7:00 国道274号線から標茶町で国道391号線へ。
いい空だ!通勤かな、車がぽつぽつといる。でもペースが変わらないところがさすが北海道。
7:20 摩周温泉から道道52号線へ入り、摩周湖第一展望台に到着。カメラを担いで早速展望台へ。

どっかーん!霧の摩周湖・・・のはずがすっきりと見渡せる。見えないよりいいか。
風が強い。柵に体を押しつけてないと写真が撮れないくらい。
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7:35 流れ込む川も、出ていく川もないという不思議な湖。どっちかって言うと池かな。波が立ってない湖面が奇妙な感じ。湖畔も切り立った山肌にいきなり湖。真ん中にぽこっと浮かぶ島。いつまで眺めてても不思議な感じ。出入りできないし、栄養もないので魚はおろか生物がいないんだって。
7:40 続いてちょっと先の摩周湖第三展望台へ。こっちの方が賑わっている。
やっぱり摩周湖どかーん!北海道に来て5日目にしてやっとPLフィルターが日の目を見る。青空に湖といったら欠かせないでしょう。でも逆光気味で効果はイマイチ。湖面の模様を一生懸命撮ろうとしているのですが・・・・どうにも腕が足りませんな。写真やめようかな。ちなみに、28mmだとお話になりません。魚眼レンズでもないと全容は入りきれない。いや、摩周湖がでかすぎるのか。
湖の反対側にも展望台があるのですが、やはり湖畔を周回する道路など無く、たぶん40kmくらいまわってこないとたどり着かない。今回は行くのをあきらめた。
んじゃ、続いて屈斜路湖へGO!
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8:00
8:30 屈斜路湖畔には直接行かず、藻琴山展望台へ。
がらんとした駐車場から屈斜路湖を眺める。うを〜!どっか〜ん!!でけえ!北海道全図の地図にまで姿が出るだけのことはあるね。山手線がこの中に沈められるんじゃないかい?
ところで、プレリュードに虫がたくさん寄ってくる。もしかして赤いからじゃないのかな。またその虫がでかいから怖い。飛び回る虫を除けながら写真を撮ってました。UVカットフィルターがケースしかないんだよなあ。どこ行っちゃったのかな。捨ててないよな。絞り込んでもカシャッ!と気持ちよくシャッターの切れる方がやっぱり楽しいね。しっかり構えて息止めてカッシャ・・だと疲れるんだよね。レンズ買っちゃえば良かったかな〜。
レ8:45 さて、天気もいいことだしこのまま知床半島に向かいます。
小清水峠を越えて行く道がまたいいんだ。青空がいいね。
レ9:00 国道334号線で小清水町から清里町へ。
この道がまた恐ろしくまっすぐ。今地図で見ると10km以上あるなあ。昨日まで4日間のもやもやを軽く吹き飛ばしてくれます。
9:30 ナビ画面に「ストーンサークル」の文字を発見。ちょうど車が前後に詰まってきていたので、休憩がてら国道から折れて行ってみる。朱円環状土籬とか言うらしい。なにか宇宙人の話とか出てくるのかと思っていたが、ただの縄文時代のお墓の跡だって。なーんだ。とか言って嫌いじゃないので一回りする。
さほどの広さでもないところ。私以外に誰もいない。
入口にロープが一本張ってあったが、入っちゃいけないということじゃないよな。
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9:40
そこにあった木と花
レ10:00 海沿いに出た。オホーツク海ですよ。
青い海に青い空!海沿いドライブはこうでなくちゃね。
オシンコシンの滝とか通り過ぎたが、駐車場がいっぱいだったので通過。いちおう滝は見えた。
国道は車多め。
10:25 レンタカーや観光バスでいっぱいの道を進んで知床五湖に到着。駐車料金410円を取られた。
もっと先のカムイワッカの滝にはこの時期マイカー規制で、車では行けない。手前の乗り場からシャトルバスに乗らなくてはならない。そんな時間など無いので今回はパス。いってみたところで知床半島の先端に行けるわけでもない。
車を置いて湖をまわってみようと思ったが、熊出没のため1湖しか行けないと言う。入っていく人もかなり沢山いてあまり楽しくなさそうなので、展望台にだけ行って撤収。なんだかよくわかんないところでした。
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10:45
国道に戻るまでの道は景色がいいのですが、観光バスやレンタカーを追い抜くのに一生懸命であまり眺めていません。なんでこんなに車がいっぱいいるんだ〜!ややうんざり。
11:00 知床横断道路を気持ちよく走って知床峠に到着。この道も良かった。
知床峠PAも車とバイクと人でいっぱい。目の前に羅臼岳がどーん!といる。すげえところだなあ。もうすぐ部屋を出てから3000km。思えば遠くへ来たもんだ。
人の多さが気に入らず、ここには5分といなかったと思います。
知床峠から先はちょっとカーブがきつくなる。車も多いのであまり楽しくはない。トラックの後ろについてしまって最悪ムード。
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羅臼町に出た。どうせなら知床半島先端に近いところまで行ってやろうじゃないかと左に折れて道道87号線へ。
今度は右手に海を見ながら快調なドライブ。遠くに見えるのは国後島だなあ。ここで聞くために仕入れた加藤登紀子のCDを聞く。♪は〜るか国後の〜、口ずさみながらるんるんドライブ。
11:50
羅臼町相泊で突き当たって行き止まり。なーんにも無いところです。漁港があるだけ。温泉があるらしいがどこにあるのかはわからなかった。昆布がとれるらしく、でかい昆布がいっぱいあったよ。
トイレを借り、漁港で国後島を眺めながら一服。時々、やって来ては引き返していく観光客の車がいる。いるんだねえ、いちおう来てみる人。俺だけかと思ってた。
同じ道を、また海を見ながら戻る。夏だねえ。
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12:00
レ13:00 国道335号線まで戻ってそのまま標津方面へ進む。さて、まだ1時ですよ。網走に行っても見たいとこなんて無い。とりあえずコンビニに寄って食料を調達。
セイコーマート。北海道にはセイコーマートがそこかしこにある。関東ではかなりマニアックですが、これだけ沢山あってFMでも宣伝しているということは北海道を中心に展開しているんだろうか。コンビニといっても夜には閉まってたりしてました。スイカとか売ってたなあ。で、行き先を考えたのですが、野付半島・納沙布岬には行くことは可能だが網走までそのまま来た道を戻る羽目になるのでやめた。明日来ればいいや。んじゃ、どうするか。思いついたのが阿寒湖リベンジ。で、ちょっと戻って美幌峠を通って網走へ。それで行こう!ナビに設定、車を向ける。突然ナビが右へ曲がれという。耳で聞いて画面も見て、あの辺だなと思っていたのですが、ペースが速すぎて止まれずに通り過ぎちゃった。バックして右折。ずっと道なりにばかり走っていたら交差点の曲り方を忘れ始めた。時々突き当たってはクランク状に曲がるのですがまた出ましたよ、まっっっっっすぐな道。でこぼこしながらもずっと先が見えている。
見える先端はどのくらい先なのだろうと計ってみたら5kmある。その丘の先もまだまっすぐ。
「開陽台」なる看板をかなり見かけましたがなんだったんでしょう?
ずっと音楽はCDか無音だったのですがFMを聞いてみる。NHKしか入らない。なぜかマッチとか河合奈保子、中森明菜、シブガキ隊とかばかりかかっている。懐かしく口ずさみながらまっすぐドライブ。
養老牛付近を通って標茶町へ。
相変わらずまっすぐ。道路の両側は牧場だらけ。暑いからでしょうか、牛はあまり見ない。この暑さで牛や豚や鶏がばたばた死んでいるらしい。
でかいトラクターが走っていたりもする。のどかですなあ。
レ14:00 国道243号線で弟子屈町へまた来てしまった。弟子屈、なんて読むんだろうと思っていた。「でしくつ?」、なんと「てしかが」。読めねーよ。
摩周温泉から国道241号線阿寒横断道路へ。車が多い。退屈。
14:30 双湖台で休憩。
トイレに行くだけのつもりだったが展望台を見つけて登ってみる。
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14:50
パンケトーとペンケトーとかいう湖が見える。
パンケトーは木に隠れてほとんど見えてないけどね。
レ15:00 阿寒湖着。やはり車を停めるところも、見て面白そうな所もない。なんか気分の悪いところだ。
Uターンしただけで、来た道を摩周温泉まで戻る。
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レ16:00 往路よりも車が多くて、しかも遅い。かなりイライラしながら走った。レンタカーをぶち抜いて峠道に入ったらまた前集団が。その先頭が自衛隊の普通じゃない車。冗談だろ?結局摩周温泉までつきあわされた。
国道243号線を左折。サンクスを見つけて立ち寄る。何買ったんだっけな?缶コーヒーだったかな。そのまま国道を屈斜路湖を右手に見ながら走る。この道がいい!車がぐっと減りいいペース。追いついちゃってもみんな譲ってくれる。煽ってなんか無いよ?そのうち峠道になるが景色がいい!アクセルは同じように踏み込んだまま。いいんじゃない?
16:15 「道の駅くるっとパノラマ美幌峠」着。
屈斜路湖が見渡せるらしいじゃん。カメラを担いで車を降り、展望台を目指して登る。雨がぱらついてきて、慌てて降りてくる人がいるなかを独り逆行する。ここまで来て雨なんかで引き返してたまるかい!
ぜーぜー言いながら展望台へ。一息ついて柵の向こうに顔を上げる。!すっげー!なんじゃこりゃ!(このページ一番上の写真がそうです)。振り返った方もきれい。さっきまでの青空が消えかかってるのが惜しい。雨はすぐやんだ。
79009/516.1 599/3289
16:50 雨が上がったからか、人がわらわら登ってきた。入れ替わりで撤収。一眼のカメラを持ってると「すいません、お願いしていいですか?」とカメラを差し出される。いいんだけど、へたっぴーなんだよなー。あとで恨まないでね。
おみやげ屋さんにも入ってみた。山の中だからそれ系のものがいっぱいあるが、欲しくなるようなものはない。サービスエリアみたいなレストランと言うより食堂がある。あとはこのまま網走のホテルに向かうだけなので、ここで何か食っていくことにする。食券の券売機は軒並み売り切れランプが。名前は忘れちゃったけど食べたいのあったんだけどな。無難に豚丼にした。なんだか久しぶりにまともなもの食ったせいか、妙に美味かったです。
おなかもいっぱいになったので網走に向けて出発。国道243号線美幌国道を下る。連続したカーブが無くなってまっすぐな下り坂。たまたま景色見て、カメラを取り出しながら運転していたのでかっ飛ばしてはいなかったのですが、左手の空き地に怪しげなクラウンが停まっている。覆面っぽかったなあ。北海道に入って初めて見たよ。散々言われていたネズミ取りもまだ一回も見ていない。気がつかずにかっ飛んでたら追っかけられただろうな。と、思ってたら反対車線を走ってくるシグマかなんかのわかりやすい覆面が。ゆっくり行こう。
レ17:20 女満別町を通過。
明日の天気はあまり芳しくないようなので、太陽を惜しむように写真撮ってみた。夕焼けにはまだなってないけどね。
18:00 国道39号を通って網走着。ナビの電源落ちがひどい。北に行けば行くほどひどくなるような気がする。
セブンイレブンでビールを仕入れる。本州でおなじみのくじがありますが、これがまたやたら妙なものが当たる。今日は生茶。明日飲もうかね。
今日の宿は網走セントラルホテル。やはりネットで予約しておいたビジネスホテル。フロントが妙にさくさくしてた。気持ちいいくらい。「朝食は和食洋食どちらになさいますか?」と、意表をついた質問。何となく洋食。ちなみに1泊朝食付きで10290円。部屋は533号室。ベッドが二つある。小さめの窓の外は能取岬方向。すぐ前が工場地帯でさほど面白くはない。ビールを開けてテレビで明日の天気をチェックする。もちろん、充電も。ここもコンセントがいっぱいあっていいなあ。たいていの所はプラグの空きなんてほとんど無くて、ポット用のにタップつけてタコ足配線なんだけどな。シャワーを浴びて外を見たら夕焼けがきれい。能取岬でこれを見てからチェックインすれば良かったかな。
明日の天気はパッとしない。帰るだけですけどね。帰ると言ってもまだ明日は道内にいるつもり。行くと決めているのは襟裳岬のみ。距離が半端じゃないので、襟裳経由で苫小牧方面に行けるだけ行っておくつもりです。
22時過ぎだったかな、寝ました。
今日の走行655km、道内2635km、さいたまから3345km。
79065/572.9 655/3345


6日目に続く

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1日目 さいたま-青森-函館-岩内
2日目 岩内-積丹半周-小樽-夕張-富良野-美瑛-旭川
3日目 旭川-美瑛-十勝山温泉-糠平湖-銀泉台-旭川
4日目 旭川-稚内(宗谷岬)-阿寒湖
5日目 阿寒湖-釧路-摩周湖・屈斜路湖-知床-阿寒湖-網走
6日目 網走-野付半島-白糠線跡-浦河
7日目 浦河-襟裳岬-帯広-日高-苫小牧-支笏湖-洞爺湖-函館
8日目 函館-青森-さいたま
出発前にほざいていたこと
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