独り旅 <Pの小屋>

北海道

2日目


8月1日16:13

2004年7月31日〜8月7日

2日目 8月1日 日曜日

4:45 (道の駅いわない)
目が覚めた。外はもう明るい。
道の駅なはずなのですが、トイレとかがどこにあるのかわからない。Tシャツだけ着替えてすぐ車を出す。
走り出してすぐエンジンチェックランプが点灯。れいによっていったんエンジンを切って消す。
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(ODO/TRIP)
0/811
(today/all)
国道276号線から国道5号線に戻る。朝靄の中、北海道の風景を眺めつつ。
レ5:25 余市余市町に到着。
ガソリンはそこそこ残っている。このまま小樽で入れればちょうどいいくらいか。しかし小樽もすぐそこ。このまま行っても早すぎる。ならば、出発前に札幌の方からメールをいただいてお奨め!コースの積丹半島に行ってみることにする。本当は岩内からぐるっと回ってみたかったのですが、そうするにはガソリン残量が不安だった。岩内で給油できればそうしたのですが。ここまできて、思ったより残っているので半分だけ往復してみることにする。
天気は曇天。雲の切れ間があることにはある。
岩内まで来た国道229号線を逆方向へ。右手に海を見ながら。しかし雲はどんどん厚くなる。途中のトンネル出口で何かのロケをやっていた。そのうちポツポツ雨が降り出す。いったん海から離れて内陸に入ったらまともな雨降りになった。積丹で海沿いに出たが、雨だわ海なんて真っ白で見えないわでなんだかよくわからない。道は気持ちいいカーブが続く。帰ってきてから知ったが、晴れてればかなりきれいな風景だったらしい。北海道に来たならここには来なきゃ!みたいな。
海辺にテントをはる人が沢山いる。路駐も多い。なにやってるんだろう?
レ6:15 神威岬で引き返す。岩内からまっすぐこっちを回った方が行程的にも利口だし、まだちょっとは海が見えたかもしれない。全く同じ道の往復はつまらないので海沿いの道を行ってみる。岩の形が面白いのはちょっとだけ見えた。ロケはまだやっていた。雨はやんできたが、海側が真っ白けなのは変わらない。
このときは気がつかなかったのですが、トンネル崩落事故が起きたのはこの辺だったんですね。通ってたのかな。
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レ7:00 余市町通過。GSはあるが、まだやっていない。ガソリン残量警告灯がぼんやり点きだして不安になる。
レ7:40 小樽市内のGSで給油。小樽まで来れば24時間営業のスタンドもある。コスモのセルフスタンド。
603.6kmも走っちゃった。600kmを越えたの初めてじゃないかな。セルフなので、給油口の口まで入れて49.65リットル、12.2km/l。思ったより普通。
スタンドの入口が片方封鎖されていると思ったら、なんと祭の期間中らしい。混むのは嫌だなあ。
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レ7:50 小樽に来た目的は小樽交通記念館。開館は9時。1時間ほどあるのでうろうろしていたら、交通記念館方向に向かって線路の跡がある。あとで調べたら国鉄手宮線の廃線跡らしい。記念館はその線路上に造られたとのこと。ふと、駅の跡を発見。しばし車から降りてぼ〜っとする。あたりの建物も小樽らしい、渋いのが多くていい感じです。目の前にセブンイレブンもあるよ
レ8:10 セブンイレブンでおにぎりを買い、交通記念館近くで車を停めて食う。天気は相変わらず良くない。
普通、小樽で時間が余ったら運河でも見に行くんでしょうが、私には興味ないし、運河なんて毎日会社のあたりで見てる。食指が動かないので無視する。
8:45 小樽交通記念館に行ってみる。駐車場が開放されていて出入り自由。さっさと来てれば良かった。私だけじゃなく、他にも開館を待つ人たちがパラパラといる。日曜日だもんね。
9時、開館。入館料金は940円。料金は私にとっては安いものだが、入口にショッキングな張り紙が。「機関車庫3号は老朽のため復旧作業中。庫内には入れません。」がっちょ〜ん!実はここにはキハ03を見るために来たのですが、それがその機関庫の中にある。かなり落胆しながらもまっすぐそこに向かう。
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が〜ん!本当に閉まってます。
一番右側の庫にキハ03はいる。
しかたなく窓の外からじっくり拝む。

キハ82
北海道の特急と言えばこれ。
軽油の匂いがしたよ。
マニ30 現金輸送車
保存が新聞でもニュースになったねえ。
今までは存在自体極秘だったらしいよ。
見慣れた「大宮工場」の文字入り。

<他の車両もみたい方はこちらへどうぞ。>
マツダの三輪トラック お!マツダのルマンで優勝したヤツじゃないか?

「しずか」と「い1」
誰、この人?
10:00 キハ03が見れなかったのは非常に残念です。Nゲージを始めたときに買ったキハ02の耐寒形ですが、模型でしか見たことがなかったので実物を見るのが小学生の頃からの夢でした。残念至極。他のはもうどうでもよく、せっかく来たから見た、っていう感じです。
保存にも大変な手間暇がかかると思います。海が近いからですかね、腐食も比較的早く進むんじゃないでしょうか。今度北海道に来たら必ずまた来ます。
1時間ほどで出て、いざ、美瑛に向かう。
ナビに行き先設定をする。とりあえず美瑛駅。171km、15:55着だってさ。
レ11:00 札幌市内にいた。ただの市街地で混んでて面白く無いどころか腹が立ってきた。ペースも遅い。白いごすプレを目撃。ボンネットスポイラーが付いてたなあ。定山渓と言う文字にぴくっと来たが我慢して無視。廃線跡があるが、あまり面白そうじゃないし。
北広島市-から道道3号で由仁町を行く。
12:35 夕張市のコンビニで休憩。夕張と言えば夕張メロン。そこかしこで売っている。試しに値段を見て・・・おみやげにはちょっと派手な金額。買うのはやめた。そして夕張鉄道。何のリサーチもしていないのでどこにあるのかわからない。あえて探すことはしなかった。
それにしても暑い。ここは本当に北海道か?薄曇り、気温は30℃を越えている。
地図でこれから行く道を確認。山道だ。楽しそうだぞ。
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レ12:50 道道から国道452号線・夕張国道へ。
なんかいい感じだぞ!前後とも車はいない。あたりは山。しかし車がまっすぐ走らない。ここに限らないのですが、北海道の道は轍がすごい。トラックのダブルタイヤ跡がくっきり。
国道に入ってすぐ、左手に廃線のようなものが目につきだす。夕張鉄道はここじゃないはずだ。なんだろうと思っていたら客車が置いてある。三菱石炭鉱業大夕張鉄道という路線の廃線跡で、南夕張駅の跡らしい。客車と貨車がホームに並んでいて、どうも保存をしている人たちらしき人々が楽しそうに話していた。
そのまま国道左手には線路跡らしきものが続き、派手に鉄橋も残っていた。帰ってから調べたら結構有名らしい。
まだ2日目ですが、実は毎日廃線跡を目にすることになります。北海道恐るべし。
鉄橋。旭沢橋梁跡というらしい。
 国道から嫌でも目に入る。
鉄橋付近の国道。なにもありません。
鉄道は石炭輸送が目的だったようです。
炭鉱の閉山によって廃止になったとのこと。
レ14:00 気持ちよく国道を走って道道135号で中富良野町へ。富良野、全く興味はない。
噂に聞いていた、道がまっすぐアップダウンの見えるのを確認。たしかにすごい。笑っちゃう。天気がよければ最高なのですが。
14:10 ラベンダーが目に入り始める。せっかくだから寄っておくか、と、なかば渋々車を停める。
ファーム富田とかいう、ガイドブックには必ず載ってるところ。トイレも行きたいし、駐車も入園も無料とのことなので行ってみる。
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14:30 どうにも花は苦手です。人工的に造られたっていうのもあるんでしょうけど。感動するには狭すぎる。ラベンダーの匂いはしまくってました。時期は終わっているはずです。遅咲きにでも仕向けているんでしょう。人もいっぱい。中国人がやたらと沢山いた。なぜ彼らの話し声は大きいのでしょうねえ?
蒸し暑いし、写真もパッとしないので撤収。
国道237号線を北上。
天気は曇のまま。走っていてもさほど景色は面白くないし、車は多いしでイマイチ。
15:00 美瑛駅到着。セブンイレブンでタバコを買う。
駅にちょうどノロッコ号が到着したところだった。
このノロッコ号、釧路湿原にも走ってますが、オープンデッキの客車でのたのた走って風景を楽しもうという列車。ディーゼル機関車で走る客車なのですが、その客車に運転室が付いています。どうやら逆に走るときはこれで機関車を制御するらしい。私にはそのことの方が面白いと感じた。真ん中の短い客車も貨車改造ですな。
さて、いざ美瑛らしい風景を目指します。わざわざ国道から線路を越えて駅前まで来ましたが、また線路と国道を越えて行きます。
さて、美瑛といえばメルヘンチックな風景で有名です。シンプルな絵が撮ってみたくて私もやってきました。あいにくな天気なせいでしょうか、イマイチときめく風景には出会わない。「ケンとメリーの木」や「セブンスターの木」、マイルドセブンの丘あたりがやたら有名です。行ってみましたが人と車が多くてややうんざり。日曜日ですからね。観光バスもいる。意外なのが走って楽しいこと。パッチワークの丘なんて結構面白い。アップダウンと緩いカーブの続く道を、会社帰りの首都高速より遙かに速い速度で駆け抜ける。気持ちいい!走りすぎて写真撮るのすっかり忘れてました。と、言うよりいい風景を探してない。そんな、適当に撮った写真ですが、曇天の美瑛の風景をどおぞ。
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レ17::00 飽きてきて、美馬牛の方まで移動。同じ美瑛町だから大して変わらないが、こっちの方が人が少ない。
レ18:00 暗くなってもきたので撤収。
今日はこれで行動はおしまい。寝るところを探すだけ。ちなみに明日は大雪山を一周します。どっち周りにするか決めていないので、どちらでもいいように旭川に向かう。
18:30 「道の駅旭川」に到着。近代的な地場産業振興センターが道の駅になっている。まだ早い時間なのに結構車中泊の人がすでにいる。
明日の行動を考える。大雪山を一周して、夜までに旭川に戻っていればいい。天気は明日も相変わらずの様子。同じ道を同じ方向にまた走るのもシャクなので、反時計回りにまわることにする。19:00過ぎにはシートを倒して寝に入った。
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3日目に続く
 
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1日目 さいたま-青森-函館-岩内
2日目 岩内-積丹半周-小樽-夕張-富良野-美瑛-旭川
3日目 旭川-美瑛-十勝山温泉-糠平湖-銀泉台-旭川
4日目 旭川-稚内(宗谷岬)-阿寒湖
5日目 阿寒湖-釧路-摩周湖・屈斜路湖-知床-阿寒湖-網走
6日目 網走-野付半島-白糠線跡-浦河
7日目 浦河-襟裳岬-帯広-日高-苫小牧-支笏湖-洞爺湖-函館
8日目 函館-青森-さいたま
出発前にほざいていたこと
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