NEO-Pの小屋 西武線コレクション:Nゲージ

GM 西武101系4両編成キット

グリーンマックス 西武101系キット。かなり古い製品です。当然、未塗装のバラキット。
前期/後期型の前面妻板がついており新旧101系・801系と、付録パーツで401系後期型がほぼ無加工で製作が可能。西武701系・401系前期型・411系も窓・扉位置は同じなので加工すれば作れます。
新旧101系で前面以外にも違いがあるのですが、このキットは折衷タイプになってしまっています。
 ・側面は初期型タイプ。乗務員扉となりの窓幅が後期型は狭くなっています。
  窓のRも違います。ドアのHゴム表現はされていません。
 ・連結面妻板は貫通路が広い前期型タイプ。後期型は狭いです。
 ・パンタ付き中間車の屋根板モールドは後期型タイプ。
  ランボードの長さが前期型とは全く違います。
  クーラー脇を含めてランボードの形が全く異なるのでどのみち作り直した方がいいかもしれません。
また、黄色とベージュのツートーンカラー塗り分け線がかなり派手にモールドされているのが痛い。単色塗装(101系現行塗色・701系列)の場合もですが、塗り分け塗装にするときでも邪魔です。
組み立て自体に特に不具合はないのですが、バリやゲートの処理・接合部の面取り(直角出し)は必要です。これを省くと隙間だらけなボディになってしまいます。屋根板裏の開口案内モールドは冷房車仕様のみなので、非冷房の時は都度採寸が必要です。

先頭車/中間車各2両セットだけだった製品を4両セットにし始めた頃のパッケージ。
最初はインレタ付きだった。後にレタマークが省かれ、パッケージからもこの文字が消えています。
セット内容は現行製品と変わっていません(ステッカーが変わっていますが)。


ばら売り時代のパッケージ

現行のパッケージ

私の作例
とりたててデティールアップ等はしていません。その形式に見えればOKとしています。
床下機器はそれらしく並べ替えをする程度でほぼキットのまま。先頭の連結器を順次TNカプラーに改造取付中。
塗装はGMカラーのスプレー塗り、ドアは筆塗り。屋根と床下はねずみ色1号。

101系 初期型冷房車
キットストレート組み
4両編成と6両編成があります。
モハ101奇数車のパンタ周りはある程度いじってやらないとそれらしくなりません。作例はランボードを短くしただけです。
ドアのHゴムが最初は付いていましたが、後の更新でHゴムの無いタイプに変更されたものもあります。私は塗るのが面倒なので無いタイプにしちゃいます。
101系 後期型
キットストレート組み
連結面妻板の貫通路が旧型仕様の広幅になっちゃいます。

クーラー横のランボードは足つきのタイプが本当なので、ステンレスキセに付け替えるついでに作り直した方がリアルです。
ドアのHゴムは初めから付いていません。
301系
8両編成なだけで、あとは101系後期型と同じ。
連結面妻板を2000系キットの物に付け替えてみました。
あまり効果はありません。
作例はタヴァサの西武用シールドビームを付けてみています。
101系 非冷房車
クーラーを取り付けずにグロベンを取り付けただけ。
グロベンは1キット内では数が足らないので要別途調達。

4両編成しか存在しません。
101系後期型 2両編成
屋根上に工夫が必要。
私は先頭車用屋根板にランボード等を追加しています。
パンタ付中間車用をカットして使うのも有りかと。
前面窓周りはベージュ−茶色−焦茶色と変化しています。
101系 集中クーラー化改造車
分散クーラー車を集中クーラーに改造した車両。
グロベンではなく、後期型用角型ベンチレーターにするだけ。
101系 分散クーラー車
試作冷房車。
小田急の分散クーラーを使う。
パンタ付きモハはグロベン無し・集中クーラー付き。
ベージュ塗装省略前に集中クーラーに改造されたのでツートーンカラーしか存在しません。
801系 冷房HSC改造車
塗装以外ほとんど101系そのまま。
中間モハの台車はDT21です。

連結面の貫通扉はモハユニットの真ん中にしかありません。
乗務員室ドアの窓の大きさが違うのですが、後年101系と同じものに交換されているのでそのままでもおかしくはないです。
801系
冷房改造される前の旧塗装。モハのパンタは1基。
登場時はドアも塗装されていたらしい。
401系 後期型
付録パーツを使うだけのストレート組み。
401系 前期型
雨樋位置を下げれば前期型に。
いったん101系のまま組み、雨樋部分をヤスリで削り取って雨樋をつけ直しただけ。
乗務員室扉後ろの縦トイはあるものと無いものとがあります。
701系 冷房HSC改造車
401系前期型と同様に雨どいを付け替えただけ。厳密には屋根のRが違うようですが、私は気にしません。
やはり中間モハの台車はDT21。
4両編成と6両編成があり、6両編成のモハは601系改造車(→451系キット)が2両挟まっている編成があります(と、言うより多数派)。
改造当初はベージュ+ラズベリーの旧塗装(ドアはステンレス地)でした。

乗務員室扉の手すり、ドア靴ズリ、ドアHゴムの有無、ランボードの形状、台車の形状等が製造時期・改造時期によってかなりのタイプになります。凝りだしたらキリないよ。
新501系
6両編成化で中間車を持って行かれた701系クハ1701を改造した2両編成。
ゆえにボディは701系そのまま。701系のラストから数えた3本が種車なのでバリエーションはさほどありません。
性能は101系なので床下機器やパンタ車の編成位置などは101系に準じます。

4000系へ機器供出の為に早々に廃車になっています。
701系
冷房改造前のお姿。
クハの台車がTR11。後にFS40に変更されました。
411系 後期型
401系の種車になった車両。
701系・801系と同時期に作られたため、雨樋位置が一緒に変わっています。
前面は401系のを改造(方向幕埋め・ステンレス飾り除去)。
やはり台車が途中でFS40に変わっています。ヘッドライトは最初は1灯でした。

伊豆箱根鉄道1000系
伊豆箱根鉄道に譲渡された701系。
3両編成化されています。
台車は全車DT21。
塗色・塗り分け線共に実物とは程遠く、気に入らずに組み立て途中で放置されています。

ステッカー


発売当初のステッカー


現行のステッカー



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