鉄道模型:Nゲージ NEO-Pの小屋

KATO 24系 寝台特急「あけぼの」であそんで泥沼の巻


鉄道模型をやっているなら誰しも、何度か乗った電車は模型が欲しくはなるものだと思います。
わたしも、寝台特急あけぼのに何度も乗っているうちに愛着は出てきましたが、それまでNゲージでもブルートレインは真剣に揃えたことがありませんでした。
24系25形をなんとなく持っていて、機関車もEF65PFとEF81 300があるからいいや、程度で、長いのでフル編成にする気など毛頭ありませんでしたし。
いままで「あけぼの」のモデル化はマイクロエースあたりでされていたようですが、全然欲しくならなかったのに、KATOのが出たら妙に欲しくなりました。
だって、KATOの24系25形と言ったら、トレインマークの変換装置の付いた、小学生のときときめきまくったあれですよ?
模型屋さんで基本と増結両方売っているのを見て、ついうっかり衝動買いしてしまいます。それがあけぼの地獄の始まりでした。
地獄と言いながらも、おもしろおかしく楽しむ暢気な様子を綴ってみます。よい子は真似しちゃダメですよ。

KATO 24系寝台特急「あけぼの」 10-822 6両基本セット/10-823 3両増結セット
久しくNゲージの新製品から遠ざかっていて、あまり考えずに買ってきたのですが、私の知っているKATOの24系25形とはほぼ別物です。14系さくら、24系ゆうづると変遷してきた新規設計の車体です。
編成にすると、
8 7 6 5 4 3 2 1
カニ24 オハネフ24 スロネ24 オハネ24 オハネ24 オハネフ25 オハネ25 オハネ25 オハネフ24
23 19 551 552 554 129 218 211 25
基本 基本 基本 増結 基本 増結 増結 基本 基本
カニは、比較的プレーンな姿の白帯車。オハネフは白帯の24が2つと、あさかぜ・はくつるのお下がり金帯100番台。普通のオハネは100番台で、シングルデラックスのオロネとソロのオハネ24はあけぼの専用車ですが、全部の車両があけぼの用に新調されています。カニはルーバーのふさがれていて、オハネフ24は不細工な縦トイ付き、オハネフ25も含めて車掌室窓が小型化されて屋根に無線アンテナが付き、全車とも洗面所の明かり取り窓が埋められています。文句の付け所はありませんね。
両端のカニとオハネフにだけテールライト点灯とトレインマーク変換装置が付きます。変換装置とは言っても、あけぼのの絵入りマークが一つ入っているだけで、あとは白地です。
中間にはいるオハネフはライトは点かず、トレインマークもなく白地の窓パーツがはめ込まれてしまっています。分解すると、テールライトのレンズは床板パーツ一体の黒いレンズが差し込んであるのがわかります。
ひとまず、夜行列車ですので室内灯を付けてみます。
今まで、あんまり室内灯は組み付けたことはありません。手持ち車にGMのキット組み車が多いので、あまりライトや室内灯にはこだわりませんでしたが、あの、夜行列車で一晩過ごした素敵な時間を思い出してほくそ笑むには欠かせないと思えます。
初めて買った白色室内灯セット。基本的構造や取り付け方は従来のと変わりませんから、分解して組み付けて楽しく遊べます。個室の車両だけ、白熱灯表現用のオレンジ色レンズを付けてみた。わたしはシングルデラックスにしか乗ったことがありませんが、あの明かりは間違いなく白熱電球色です。しかしよく考えると、あけぼのは比較的遅い時間に走るのでほとんどの部屋は消灯しているはずなんですよね。ま、いっか。
明るく車内が照らされると、やっぱり室内に色差しとかしたくなってきます。今は便利な時代で、エヌ・小屋から室内用壁面シートというのが売っていて、あけぼの用のもちゃんと用意されています。品番10070 あけぼの用個室壁面シート(630円)というのを買ってきて貼りますよ。シングルデラックスはもちろん、ソロの壁面と床面、カニの壁まで入った印画シートです。両面テープを裏に貼って、カッターで切り抜いてちくちく貼る。どうでもいい車両ならつらい作業ですが、シングルデラックスは実に楽しく貼れました。ソロは1両だけで飽きてます(笑)。
ところで、中間オハネフのテールマークがないのと、変換装置のあるところもどうにもマークがはっきり見えずに納得がいきません。

24系25形みたいに穴に変換装置のマークが見えるのではなく、窓パーツがはめ込まれていて一見リアルですがマークがよく見えない。中間のに至ってはその窓パーツが白く塗られています。ちなみに実車は、中間に入っていてもちゃんとあけぼののマークが出てます。ちょっとときめき度が足りませんね。なので、ここにもマークを表示させます。
トレインマークなど、ちょっと探せばあるだろうと思いきや、あけぼののは全く見あたりません。最初に見つけたのは、ジオマトリックスのステッカー。KATOの変換装置に貼るように、4枚綴りになってはいますが、当然切り離したって良いわけです。しかし価格がちょっともったいない。絵入りあけぼのは2枚だけしかないのに、1200円もします。悩ましいですね。とりあえず、お店で見かけたので買っておいた。きれいなのですが、貼るのが惜しくて躊躇しながらメーカーサイトを見ていると、24系用に2種類あります。先に買ったのは、わたしのよく知る24系25形用ので、485系や583系、185系、14系座席車などと同じカタチのやつです。あけぼののを分解してみると、機構は同じながら形態がだいぶ変わっていて、マークのリングが細くなってる。やはり、14系さくらか24系北斗星混成あたりからこれになっているようです。側面の方向幕も欲しかったので、新仕様テールマークと併せてメーカーの通販サイトで買ってみた。それでも、もったいなくて中間オハネフには貼れずにいました。顔を出すオハネフには、ジオマトリックスのを使ってみた。元の印刷のよりも色合いがはっきりして良い感じではあります。でも、引っ込みすぎてて窓パーツの厚みが目立っちゃうのはやや残念。
別のお店で、ATCハヤシなるメーカーのを発見。24系寝台特急「あけぼの」行き先方向幕シールという小さなシートに側面方向幕と、絵入りテールマークがなんと4個も入ってます。これで500円らしい。中間オハネフのはこれでじゅうぶんでしょう。

工事中です!!