NEO−Pの小屋 西武線コレクション:Nゲージ

マイクロエース


A-1981 10000系
「ニューレッドアロー」1次型 更新車7両セット

怒濤のように発売されるマイクロエース製品、よくチェックしていないと意外なのが発売予告されていたりしますが、これもそうでした。知ってからお店に予約を入れた時点ですでに予約締め切りが見えていた。
2種類発売されるので両方確保したかったのですが片方しか手に入りませんでした。
出来映えは、もう当たり前のようにサクッときれいに仕上げてます。誰がどう見てもNRAです。
あいかわらず床下関係はややお粗末に感じますが、101系や5000系の名残の見て取れる雰囲気は出てます。動力も問題なさそう。
これに限らずマイクロエースに心配事としてつきまとうのは、アフターケアとパーツの供給のこと。これだけの数の製品ですから、すべての部品ストックが出来るとは到底思えず、部品の共通化も見えては来ないのでちょっとしたとこが壊れただけで走行不可になる可能性が特大のような気がします。
作って売ってもらえるだけいいですけどね。もうちょっと値段は何とかならないのかな。


A-1062 西武701系・新色 6両セット
A-1063 西武701系・新色 4両セット
A-1065 伊豆箱根鉄道1100系 3両セット
A-1067 総武流山電鉄 2000系「明星」「なの花」5両セット

ずいぶん前から製品化の予告が出ていたので楽しみではありました。ただ、マイクロエース製品全般に言えることですがとにかく価格が高い。だから出来がそれに見合うすばらしいものかと言えば、私はそうは思わない。なのに、店頭から消えるのも早い。どのみち買うんですから本来なら予約しておくのですが、あまりその気になれないうちに発売になりました。
発売の週末、模型屋さんに行ってみましたが、やっぱり無い。結局ネットオークションで安いのを探して、発売になった4点すべてを手に入れました。競争率もそう高くなく、あっさりゲット。関東以外、いや、東京・埼玉以外なら手に入れるのは楽勝だと思います。
出来はそう悪くないです。顔の表情は秀逸とも言える。側面の窓がちょっと大きいような気がする。窓ガラスは変にクリアで、そのせいなのか厚みが裏側のモールドを目立たせてしまっているのが気になる。特に変わった事はしておらず、マイクロエース製品標準の仕上がり。床下とグロベンが未塗装なのが不満といえば不満。塗っちゃえば済むことですね。
レタリングもすっきりしてて、なかなか西武線好きのココロをくすぐってくれるのですが、いちばんいかしてるのが床下の消化器。赤いです。
ドアはHゴム付きのタイプ。クーラーランボードが屋根と一体になっちゃってるのが惜しい。先頭車の運転席側はダミーカプラー付き。ちゃんと電気連結器の付いたダミーカプラーですが、胴受けがねじくり曲がった101系更新車と同じタイプな事がちょっと疑問。どうせTNカプラーに換えちゃうからいいけど。そして何より、先頭車裾のちっちゃなスカート状のものが付いてない!これは西武線に無くてはならないでしょう。
4両と6両、2種類のセットがありますが、違うのは601系改造のハイフンモハの有無だけ。これもちゃんと作ってあります。パンタの付いた偶数モハの妻面配管もちゃんと表現されててよろしい感じです。クハの床板はAK3が二つ付いた1種類のみで、どちら向きにも付くように作ってあるのを反対に付けているだけ。モハも、偶数・奇数と、動力車(偶数)の3種類。動力車の床下機器は黒いプラのモールドで、側面に見える機器にだけグレーに塗ってあります。昔から各自でやってきた表現を最初からやってある。台車もほかのマイクロエース製品と共通の仕様。カトーカプラー。TNカプラーが装着可能。元々付いてるアーノルドカプラーがちょっとひどいので、買った方は早々に取り替えた方がいいと思います。
伊豆箱根鉄道・総武流山鉄道のは、西武の現車が譲渡されているので製品化されてもさほど驚くことはありません。
伊豆箱根鉄道1100系、ボディの色と、クハを改造したクモハに奇数モハの床板が付き、台車がFS342(DT21)に揃えられて。床板共々黒モールドになっているのが違うだけ。ご丁寧に先頭のダミーカプラーは電気連結器が無い。うるさいこと言えば、ドア靴ズリに銀色が入ってたり、乗務員室ドアが現物が101系のに取り替えられちゃったりしてますが、そりゃあ仕方ないでしょう。
総武流山電鉄のは701系改造の2編成。他のは101系と801系の改造だからこれしかない。どうして2編成をセットにするのか、という不満はともかくとして、ここのは伊豆箱根とは違い先頭車化したクモハはモハに先頭車(クハ)の運転室部分をつないでいるため、乗務員室扉後ろに縦の雨樋が追加されています。クハのボディ流用なのでその表現がないことは製品化予告の時からうたわれていました。また、伊豆箱根もそうですが、方向幕横の急行灯もテールランプになっているのも、そこだけ点灯しない、と書いてありました。一応、レンズは赤く塗ってあります。ところで、「なの花」のボディだけは他と違います。パンタの無いクモハ2005、一見クハ1701のボディ流用に見えますがちゃんと連結面にドアが付いている。奇数モハ701のが付いています。クモハ2006は偶数モハ701とも違う屋根上の表現です。だからと言ってクモハ501という感じでもないので、これだけのために型を起こしているのでしょう。愛称の前面札は接着してあるようです。
西武701系には急行奥武蔵のヘッドマークと行き先表示幕シール、伊豆箱根と総武流山には共通の行き先表字幕シールが付属しています。
マイクロエースのことですから、赤電塗装や非冷房時代、501系までもそのうち製品化しそうです。なぜか三岐鉄道だけが発売になりませんが、承認が降りないのでしょうか。品番もひとつ空いてるし。意表をついて上信電鉄のマンナンライフかな。
たぶん、全部買うと思いますが、フロントガラスのワイパーだけは直してほしいなあ。「そりゃ、ねえだろ」って思います。惜しい。
パッケージは「新宿線の顔!」ってなってますが、私は池袋線の表示幕を貼ります。

A-1062 「新宿線の顔西武701系!」新色 6両セット 18800円
A-1063 「西武新宿線を駆け廻る西武701系!」新色 4両セット 14000円
A-1065 「西伊豆を行くブルーライン!伊豆箱根鉄道1100系」 1100系 3両セット 12000円
A-1067 「明星号+なの花号!総武流山電鉄2000系!」2000系「明星」「なの花」 5両セット 20500円


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